富士山のふもとから届く国産キヌア
富士山のすそのに広がる大地と豊富な伏流水で育った国産「すそのキヌア」です。南米アンデス山脈の伝統穀物キヌアは、高い栄養価で世界的に注目を集めています。すそのキヌアはペルー・ボリビア原産のレッドヘッド種を、農薬を使わずに育てています。この品種は寒暖差の大きな場所ほど紅く育つため、すそのキヌアも秋にはあざやかな紅紫色の穂が実ります。サラダやスープに加えれば、いつもの食事にミネラルをプラスでき、プチプチとした食感も楽しめます。



すそのキヌアの栄養素
いつもの食事にスプーン一杯加えるだけで、これだけの栄養が手軽に補給ができます。
いつもの食事にスプーン一杯加えるだけで、
これだけの栄養が手軽に補給ができます。
鉄分は
生ほうれん草の
\
5
倍
/
カルシウムは
かぼちゃの
\
3.8
倍
/
マグネシウムは
キウイフルーツの
\
12.8
倍
/
亜鉛は
乾燥ひじきの
\
3.4
倍
/
キヌアと精白米の100g当たりの栄養比較
エネルギー
ナトリウム
リン
鉄
カルシウム
カリウム
マグネシウム
亜鉛
すそのキヌア
363kcal
2.3mg
350mg
4.40mg
50.5mg
851mg
165mg
2.74mg
精白米
342kcal
1.0mg
95mg
0.8mg
5.0mg
89mg
23mg
1.4mg
(出典元:文部科学省)
キヌアと精白米の100g当たりの栄養比較
すそのキヌア
精白米
すそのキヌア
363kcal
342mg
ナトリウム
2.3mg
1.0mg
リン
350mg
95mg
鉄
4.40mg
0.8mg
カルシウム
50.5mg
5.0mg
カリウム
851mg
89mg
マグネシウム
165mg
23mg
亜鉛
2.74mg
1.4mg
(出典元:文部科学省)
キヌアは万能なスーパーフード
すそのキヌアの栄養素
キヌアは世界的に注目を集める食物です。鉄分をはじめ、ミネラルなど栄養素が豊富で、その機能性はキヌア一つで人が必要な栄養素のほとんどをカバーできるほどです。NASAも万能なスーパーフードとして認めています。今後、世界的に需要が高まることでしょう。しかし現在、国内で流通しているキヌアのほとんどは輸入品です。そこで国産キヌアを選ぶことは自身で食の安全を守ること、そして輸送コストなど環境負荷の軽減にもつながります。これから「すそのキヌア」が広まることによって、富士山に向かうパノラマロードに真っ赤なキヌア畑が広がり、新たな美しい里山の風景が生まれるだろうと期待しています。

静岡大学農学部
一家崇志准教授
静岡大学農学部 一家崇志准教授
キヌアのお召し上がり方
01

ボールにキヌアを入れ、水で2~3回洗う。
02

洗ったキヌアは目の細かいザルや布巾を使って水を切る。
03

鍋にたっぷりのお湯を沸かして15分ほど茹でたらキヌアをザルに上げる。
04

サラダやスープに入れてお召し上がりください。※お米と一緒に炊く場合は、キヌア大さじ1杯につき水15mlを加えてください。
保存方法


[ 冷蔵保存 ] 茹でたキヌアは容器に入れ、で2〜3日を目安にお使いください。
[ 冷凍保存 ] 2週間ほどを目安にお召し上がりください。フリーザーバッグなどに入れ、1回分ずつ取り出せる形態にして冷凍保存するのも良いでしょう。
「すそのキヌア」を育てる人たち
2019年から須山東富士農事組合のみなさんと裾野市が静岡大学農学部のサポートを受けつつ、キヌア栽培をはじめました。農事組合のみなさんの経験値とアイデアによって、農薬を使わないキヌア栽培が実現しました。移住者や農業に興味をもつ若者たちと一緒に、世代も経験も越えて支え合いながら、すそのキヌアを育てています。


「南富士山」という場所
富士山南部に広がる裾野市を中心にした静岡県東部のエリアです。富士山のふもとの準高地を含むエリアで、ここから南下すると駿河湾や伊豆へつながります。富士山の恵みが集まる地域です。